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60年の歴史 第5章

第2節 革新的経営の展開

トヨタ自動車との本格取引へ

かつてコマツキャストエンジニアリング模型事業部長を務めていた山西昭夫氏には、これまでに大阪技研や本田技研熊本との取引や低圧鋳造による試作鋳造までの一貫体制づくりなど、当社のエポックとなるきっかけを与えてもらってきた。さらに、2003年(平成15)6月、今度は氏の鋳造用機械関係のルートから草野産業株式会社(東京都中央区)を紹介され、思いがけずトヨタ自動車が開発する新型クラウンのエンジン開発型プロジェクトに草野産業とともに参画することになった。

当時当社は、大阪技研経由で韓国の現代・起亜自動車グループのベンダーで自動車部品やシリンダーヘッドを製作している株式会社東西機工(韓国始興市)と協力関係をもって重力鋳造や低圧鋳造におけるエンジニアリングを行っていた。しかし、これが不安定で先行きに不安を持っていたころであったため、当社にとっては願ってもない機会だった。

トヨタ自動車の新型クラウンのエンジン開発は03年9月に始まり、10月には草野産業を中心としたグループの低圧鋳造機試作に参画し、試作鋳造を行った。06年以降当社は、トヨタ自動車の中国長春工場向けの新型クラウン用シリンダーヘッド、同広州工場向け新型カムリ用シリンダーヘッド、同天津工場向け新型カローラ用シリンダーヘッドを受注、製作している。

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