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60年の歴史 第5章

第4節 次の100年に向けて

本社第二工場増築と設備の増強

本社第二工場増築工事に着工したのは、2004年(平成16)10月1日。当社は、この年初めて身体障害の従業員を採用、その受け入れのためのトイレ、昇降設備、通路についてもこの機会に整備した。身障者にとって働きやすい工場環境こそ、健常者にとっても潤いのある、働きがいのある環境になると考えたからである。

左:第三工場外観 右:第三工場内

この増築工事に伴って3次元測定機SVA1000AやSNC106グラファイト加工機、ワイヤーカット放電加工機、立型マシニングセンターも増強。05年3月15日の第二工場竣工に伴ってさらに、5軸加工機、自動倉庫も導入した。5軸加工機の導入は海外展開する自動車メーカーの構成部品交換のニーズに対応するとともに、部品の加工精度向上を図ったものである。これは、これまで日本に送り返して修理していた損傷金型を、輸送コスト低減や修理のスピードアップを図るために、破損した構成部品だけを交換したいというメーカーの要請に応えるもので、構成部品の交換に対応するためには、それぞれの部品の加工精度をより高める必要がある。5軸加工機の導入によって、これまで熟練工の経験と勘に頼っていた最終調整工程の割合を減らし、金型部品の均一化を図ったものである。また、自動倉庫の導入は、受注量の増加による保管スペースの拡大に対応し、工場スペースの有効活用と部品管理を高度化し、生産効率の向上につなげるものである。自動倉庫はコンピュータで部品の保管状況を一元管理し、重量1トンまでの部品の収納が可能である。さらに、06年2月には横型マシニングセンター、同年3月には門型マシニングセンターを増設して生産効率と生産性の向上を図った。

設計・監理は創建築事務所、施工は塩谷建設株式会社が行った。また、第二工場の増築と一連の設備導入の資本投資は約3億円にのぼり、これに対処するため05年3月1日、資本金を1億円に増資した。

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